事件

[海外事件簿]オランダの医師が自分の精子を体外受精に使い少なくとも49人が誕生 顔写真あり

 

自分の精子で60人の子どもをつくった

 

Jan Karbaat医師

オランダ南部ロッテルダム郊外に2009年まであった不妊治療クリニックの医師(2017年に89歳で死去)が、治療を受けた女性に無断で自身の精子を使って体外受精し、少なくとも49人の子が生まれていたことが分かった。

施設を通じて生まれた子とその親で組織する団体が明らかにした。欧州メディアが4月14日までに伝えた。

医師とは、生前「不妊治療分野の先駆者」を自称したジャン・カルバート(Jan Karbaat)氏。

カルバート医師は生前、自分の子を約60人つくったこと、

さまざまなドナーからの精子を混合し、不正なドナー文書を発行したこと

を認めた。

カルバート医師の精子は他の複数の施設にも送られていたといい、子の数はさらに多い可能性がある。



子どもらはすでに20〜30代のオトナに

医師は女性らに匿名の提供者の精子を使ったと説明していた。

疑惑が生じたきっかけは、

このクリニックで不妊治療を受け体外受精で産まれた子ども本人やその両親が、子どもたちと医師の容姿が似ていることに気付いたことだった。

そして医師の遺族を相手に裁判を起こし、関係性を明らかにするよう求めたのだ。

結果、2017年に裁判所はDNA検査を実施することができると裁定を下していた。

その裁定を受け、医師のDNAの提供を受けて鑑定を進めたところ、このたび49人の子どもについて親子関係が認められたという経緯だ。

この結果が出るまでになんと11年の歳月を要した。

49人の子供を代表する弁護士であるティム・ビューテルス(Tim Bueters)は、

「長年事実がはっきりしなかったので、この訴訟の結果に満足している」

と述べた。

このクリニックは1980年代から90年代にかけて地域最大の精子バンクとして知られていて、この頃に産まれた子どもたちはすでに20代から30代になっている。

しかし経営していた施設は、精子提供者に関する書類偽造などの問題が発覚し、閉鎖された。



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