事件

【海外事件簿】ユダヤ教礼拝所で19歳の白人男性がアサルトウェポンで襲撃 ヘイトクライム(憎悪犯罪)」か

出典:CNN

 

銃撃にあったユダヤ教の礼拝所。CHABAD COMMUNITY CENERという文字が見える。

CHABAD

世界最大のハシディズム派のグループの1つとユダヤ教の宗教団体。正統派ユダヤ教のハシド派の運動で、チャバッドは特に奉仕活動を中心としたハシド派の運動のひとつ。1775年にLiadiのRabbi Schneur Zalmanによって設立された “Chabad”という名前は、Chochmah、Binah、Da’at(ヘブライ語)の頭文字。英訳すると “Wisdom(智慧)、Understanding(理解)、Knowledge(知識)”のこと。

容疑者は19歳の白人至上主義者

米カリフォルニア州サンディエゴ郊外にあるパウウェイ市(Poway)のユダヤ教の礼拝所「シナゴーグ(synagogue)」で27日午前11時20分ごろ、銃撃事件があった。

パウウェイはサンディエゴの北20マイル(30 km)にある普段は平穏な街だが、この銃撃で女性1人が死亡し、少なくとも3人がケガをした。

容疑者は白人の男で、現場から立ち去ったあと、警察に自ら電話して居場所を伝えた。

警察官が容疑者宅に駆けつけると、おとなしく両手を挙げて拘束された。

容疑者に逮捕歴はないという。

昨年10月、米ピッツバーグのシナゴーグで11人が死亡した銃乱射事件に続く憎悪犯罪とみられる。



アサルトウェポン「ARスタイル」の半自動小銃で襲撃

容疑者はサンディエゴ市に住むジョン・アーネスト(John Earnest)という19歳の白人の男で、何かを言いながら、シナゴーグに押し入り、銃撃したという。

イメージ。AR-15 style rifle 写真:TheAlphaWolf [Public domain]

 

犯人の男は、殺傷力が高いアサルトウェポン(AR-スタイルの半自動小銃)を使っていたという。

アサルト‐ウエポン(assault weapon):対人殺傷用の銃。特に、半自動式ライフル銃など殺傷力の高いものをいう。

シナゴーグ内で何度も発砲した後に銃が故障した可能性があるとの指摘もある。

サンディエゴ郡保安官ウィリアム・ゴア氏によると、4人が銃撃を受け、パロマー医療センターに搬送され、そこで犠牲者の1人である年配の女性が亡くなった。

他に成人男性2名および女性年少者は安定した状態にあるが、犠牲者の身元は明らかにされていない。

ラビ(ユダヤ教の司祭)が撃たれたが、国境監視員( Border Patrol Agent )が勇敢に反撃したことが、被害を少なくしたとも言われている。

ゴア氏によると、捜査官たちは容疑者のソーシャルメディアへの投稿と「彼の公開書簡」を分析しているが、まだ動機はわかっていないという。



市長は「ヘイトクライムと判断している」

パウウェイ市のスティーブ・ヴァウス(Steve Vaus)市長は、

「犯人が入った際に話した内容から、ヘイトクライムと判断している」

と語った。

ドナルドトランプ大統領は、「被害者の家族への最も深い同情」を示した。

トランプ氏はホワイトハウスで、「憎悪犯罪のように見える」と述べ、「信じ難い」と述べた。

銃規制に関する米国の法律

1993年にブレイディ法(ブレイディほう)が制定され、1994年に施行されたが、現在は失効。

拳銃の弾倉の装填数の10発以下への制限や半自動小銃のマズルデバイス(消炎制退器、バヨネットラグ)の規制等を盛り込んだ10年間の時限立法「アサルト・ウェポン規制法」が連邦法として1994年に成立したが、2004年に更新されず、失効。

地方法としては、カリフォルニア州で着脱式弾倉の禁止等の法律が当初5年間の時限立法として制定されたが、後に5年延長されたものの、ブッシュ共和党政権に移行したことで、2004年に延長されず、失効。



地図 現場



Twitter

↓トランプ大統領のツイート。

「カリフォルニア州ポーウェイのシナゴーグで射撃の影響を受けた皆さんを思い祈ります。神の祝福を。容疑者は逮捕されました。法執行機関は優れた仕事をしました。ありがとうございました!」

↓撃たれて負傷した後でさえも、ラビ・ゴールドスタイン氏は彼の会衆の前に立ち続けました。 彼は言いました。「 私たちは団結しています。 彼らは私たちを破ることはできません」