海外事件簿

[海外事件簿]タイ・プーケット沖に建設した海上ハウスにタイ人ガールフレンドと一緒に住んでいたビットコイン長者が主権侵害の疑いで死刑の可能性も

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ビットコイン長者がタイ人のパートナーと海上ハウスに居住

タイ沖に「海上ハウス」を建設した米国人の男とガールフレンドの女が、タイ当局から主権侵害の疑いをかけられている。

男女はハウスから逃走して身を隠しているが、起訴されて有罪となれば死刑を言い渡される可能性があるという。

問題の海上ハウスは人気の観光地プーケットの沖およそ12カイリのところにある。

住んでいたのは、ビットコイン長者として知られる米国ミシガン州出身のチャド・エルワータウスキー(Chad Elwartowski)容疑者とパートナーの女スパラニー・テプデット(Supranee Thepdet=Nadia Summergirl)容疑者。



海上住居の促進を手掛ける企業「オーシャンビルダーズ」の所有

カップルは今年の初めに海上住居の促進を手掛ける企業「オーシャンビルダーズ(Ocean Builders)」によって最初の沖合の家に引っ越した。

彼らの新しい家はタイの海岸から12マイル沖、厳密には国際海域の石油掘削装置のような構造の上にあった。

2月に、「オーシャンビルダーズ」は、「タイのプーケットから12海里離れた、世界初の国際海域での海上建設」を建設したと発表しました。

海上の住居での暮らしを提唱する同容疑者は自身のハウスについて、いかなる国の主権も及んでおらず、「タイの領海外にある」と繰り返しSNSで主張していた。



タイ国からすれば自国の主権を侵す重罪

これに対しタイ国海軍の幹部は、「他者に誤解を与えかねない主張であり、タイの安全保障を脅かしている」

とし、「急を要する事態」だと述べた。

海上交通の妨げになるため、同ハウスは撤去される見通しだという。

「オーシャンビルダーズ」は声明を発表した。

エルワータウスキー容疑者のハウスが自社の建設物だと述べた。

同容疑者とパートナーの女は入居の志願者であり、ともに「自由な暮らしに胸を躍らせていた」と述べた。

また同ハウスはプーケットから13カイリ離れた国際水域にあるとしたうえで、問題が「外交的に」解決されるのを期待すると述べた。



エルワータウスキー容疑者は根っからの自由主義者

エルワータウスキー容疑者はこれまで複数の動画に出演し、海上に住めば各国政府の政策決定や税法の影響を受けなくなるなどと語っていた。

タイの移民法では、現在逃走中の同容疑者らが裁判にかけられ有罪となった場合、終身刑もしくは死刑を言い渡される可能性がある。

チャド・エルワータウスキー容疑者のミシガン州ノーブルズビルに住む姉妹の一人であるDelynne Elwartowskiさんは、彼はずっと「純粋な自由主義者」であったと語っている。

「彼は海を故郷にすることで自分の信念を生き抜こうとしました。誰に対しても悪意はありません。彼は自分が良いことをしていると思っていました」